「わが社の外国人観光客ご来店促進策」

平成24年度 第3回講演会報告
開催日:平成24年11月21日(水)
テーマ:「わが社の外国人観光客ご来店促進策」
講師:株式会社心斎橋ミツヤ 代表取締役社長 小儀 俊光 氏
報告者:山田純也

日本初の「アンミツ」の開発や喫茶軽食(心斎橋 ミツヤ)をはじめ和伊ダイニング(みつけ)、カレー専門店(ピッコロ)等多くの営業種目を行いながら創業以来約70年、業界のパイオニアとして躍進を続ける株式会社 心斎橋ミツヤの代表取締役社長 小儀俊光 氏の講演会に参加しました。
経営理念は「お客様のご満足が私達の生きがいである」。①わが社は、常にお客様の立場に立った仕事を行い、
お客様ご満足が、私達の生きがいとなるよう努力しよう。②わが社は、社員の成長と幸せの為にあり、その豊
かな未来をめざし、常に創造と技術の向上をはかり、高い理想に挑戦しよう。③わが社は、日夜努力をし、
お客様の生活の潤いと豊かさの向上に努め、社会に貢献しよう。以上の3つの柱の実現をめざし広く社会に奉仕
することを経営の基本的理念とし、一流の素材を一流の技術でという姿勢を貫いておられます。
心斎橋ミツヤが外国人観光客に着眼したのは平成10年にかかってきた1本の電話からです。それは「20~30人
の中国人観光客が昼食や間食で利用したい」というもので、急な申し出で困惑したものの、アイドルタイムの
有効活用と考え受入れを開始しました。
現在では中国・韓国・マレーシア・タイなど多くの国民に愛されています。また、団体だけでなく個人のお客
様の取込みにも注力されています。
具体的な促進策として、
①<入口部分での対応>
商品サンプルの多彩な陳列
歓迎POPの提示によりアピール(日本語・英語・中国語・韓国語)
②<販促ツールの活用>
外国語メニューの活用(英語・中国語・韓国語)
メニューにも商品写真を表示
指差しシートの活用(大阪商工会議所提供)
③<外国人団体予約の取込(東洋系)>
団体用特別メニューの提供…予算に合わせる
日本茶・お茶のサービス…冷たい水は飲まれない
外国人客に喜ばれる商品
 鶏の唐揚げ・海老フライ・茶碗蒸し・パフェ・かき氷など
④<心斎橋筋商店街としての取組>
平成24年9月19日に商店街とし
「おもてなしの観光中国語」セミナー実施
講師:(株)心弦社
    代表取締役社長 田中 則明様
今後の対応
①銀聯カード(多くの中国人が持っている最もメジャーなカード)による決済店舗の多店舗化
なんばウォーク店では既に対応済
②外国人向け商品・サービスの充実
団体用メニュー内容の充実
外国語メニュー設置店舗の拡充
中国語・韓国語による接客
グローバルな視点で考察し徹底的に追求していく強い姿勢が新しい商品・サービスや業種を生みだし、
お客様の満足に繋がる。そんな素敵な講演に時をも忘れ聴き入ってしまいました。