パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館・ものづくりイズム館

開催日 : 平成30年12月6日(木)
見学先 : パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館・ものづくりイズム館
報告者 : 岩崎 正利

 平成30年度第1回大阪販売士協会「なんでも見てやろう会(視察見学会)は、平成30年12月6日(木)午後3時から午後4時30分の間、門真市のパナソニックミュージアム松下幸之助歴史館・ものづくりイズム館の見学でした。尊敬する松下幸之助の記念館を見学ができるということでワクワクした気持ちで参加いたしました。このミュージアムは京阪電車西三荘駅下車徒歩2分の場所にあります。両館ともパナソニックの担当者が同行、詳しい説明をしていただきました。


 1933年竣工の第三次本店があったまさにその場所に、当時の趣を忠実に再現した建物を最新技術で新築復元したものとの説明があり、松下幸之助の言葉や歴代の製品を通じて、その熱き思い、パナソニックの「心」を未来に伝承し続けたいという思いから、開かれた豊かな学びの場として開設されたとのこと。松下幸之助94年の生涯を「道」としてたどりながら、幾多の苦難を乗り越えるなかに松下幸之助が見出した経営観や人生感を学べる趣向になっています。


 創業以来、家電製品を核に、常に新しい暮らし文化を創造し続けてきたパナソニックならではの¨ものづくりスピリッツ¨を感じることができました。またボリューム感たっぷりの歴代製品をつぶさに見させていただき、ものづくりに情熱を注いできた、数多くの先陣の熱き思いの一端に触れることができました。懐かしい電化製品との出会いもあり、ほのぼのとした気持になりました。


 パナソニック株式会社は2018年に創業100周年を迎えたそうです。松下幸之助は、「企業は社会の公器」という経営理念を確立し、「事業を通じて社会に貢献する」ことを実践するとともに、企業人としての枠を超え、広く人類の繁栄と幸福を願い、その実現に情熱を傾け、より良い暮らし、より良い社会の実現を追い求め続けた人ですが、松下幸之助の高い志・生き方・考え方を学ぶ最適な場所ではないでしょうか。印象に残った一つにライブラリーコーナーがあります。ここでは松下幸之助の肉声を聴くことができます。良く知られている「道は無限にある」「人間はダイヤモンドの原石」「自己観照」「経営のコツをつかむ」「素直な心」「成功するまで続ける」「雨が降れば傘をさす」などについて映像を見ながら聴くことができ、感激も一入でした。


 このミュージアムの隣にソメイヨシノ190本が植えられている桜広場があり、春には桜一色になるそうです。美しい桜咲く頃ふたたびこのミュージアムを訪ね、たっぷりと時間をかけて見学してみたいと思います。