「企画実現」の壁の乗り越え方

平成30年度 第2回販売士塾報告
開催日:平成31年1月30日(水)
テーマ:「企画実現」の壁の乗り越え方
塾 長:株式会社Jスマイルズ 代表取締役 太 田 昌 宏 氏
報告者:真 殿 泰 男


 今回の販売士塾は、Jスマイルズ太田講師の「企画実現に向けて押さえておくべきプロジェクトの肝とは」について講義頂きました。以前勤められていた江碕グリコでの実体験を元に「時には笑いあり」「時には真剣に熱く」丁寧でかつ1つ1つの事象を分かりやすく説明いただきました。
 次世代のリーダーになる方・今現在リーダーをされている方・リタイアされ地域のボランティアをされている方・老若男女とわず、周りの方々を巻き込んで実施する場面において必要な処世術を教えていただきました。
 講師にお話しいただいた中でも特に印象に残っている3つの要素について記入させていただきました。
 1つ目は、「上司を説得する壁」の乗り越え方「なぜ売れるかをロジックで説明する」
 2つ目は、「関連部門を巻き込む壁」の乗り越え方「プロジェクト進捗会議を上手に回す」
 3つ目は、「外部の協力者を巻き込む壁」の乗り越え方「彼らもサラリーマンであることを忘れない」という3点でした。
 1つ目の「なぜ売れるのかをロジックで説明する」。講師からまずは「クールヘッド&ウォームハートを忘れない」ことが大切だと説明いただきました。それをさらに分かりやすい言葉、①(勘定・感情)、②(そろばん・ロマン)、③(客観的な事実と自分の思いを混合しない)、④(小学生でも理解できるストーリーで話す)に分けて上司を説得する上での心構え、コミュニケーションの基本は相手の観察など今後、仕事や地域で活用できるスキルを教えていただきました。
 2つ目に「プロジェクト進捗会議を上手に回す」。これは講師から「プロジェクトメンバーを笑顔で追い込もう」という説明が聞き手の私達の心を掴みました。笑顔で「何を・いつまでに・どこまで・誰がやるのか」をその場にて決定する。メンバー全員が通常業務も大切だがプロジェクトの優先順位をあげ、「自分事」にするシステムをつくる過程が大事だと教えていただきました。その上で「そもそも、なんでやっているのか」メンバー全員がひとつ上の共通目標を持つことで結束力が高まる術を学びました。
 3つ目は、「彼らもサラリーマンであることを忘れない」。常に取引先様や同僚の出世を願う。相手から「太田さんと仕事をすると大きな仕事ができた」と思って頂けることが何よりも大切だと教えていただきました。「支援を引き出すコツは、相手の立場を理解すること」その一言に尽きると感じました。
 今回の講義を通して、プロジェクト「企画実現の乗り越え方」「心得」を学び、最後に講師から「ふりかえりPDCA」を実施し、特にC(評価)を重点的に実施し、尚且つ明るい陽気な雰囲気の反省会が必要だという言葉が心に刺さりました。
 個人的にも今後自らがプロジェクトリーダーとなる機会が増え、さまざま局面に出くわしたとき、打ち負けそうになったとき、本日の講義内容を思い出し自分を奮い立たせ「未来はかえることができる」という講師の言葉を胸に、励んでいきたいと思います。