『Googleビジネスプロフィールを活用した新規顧客開拓』

コロナ対策上、無事に開催済

日時:2022年5月25日(水)15:00〜16:00

テーマ:『Googleビジネスプロフィールを活用した新規顧客開拓』

講師:横山経営研究所 横山 昌司 氏

報告者:横山 昌司

 インターネットの普及により、情報の収集方法は大きく変わりました。従来はNTTが発行していた職業別(業種別)電話帳であるタウンページを利用してお店を探したり、雑誌といったマスメディアに掲載された情報で店を探していました。しかし、最近ではインターネット検索が、お店の情報を検索する時のメインの手段となっています。ある調査によるとGoogleマップを含むGoogle検索が小売店の検索のほぼ50%になるとしています。また、インターネットの利用端末についても、パソコンからどこでも利用できるスマートフォンへと大きく変わりました。

 Google検索は、今までのように単にウェブサイトを検索するだけのものではありません。少し以前より、「ローカル検索」と言われる特定地域ごとに検索結果が表示される仕組みが準備されています。例えば「ランチ 梅田」と検索すると、Googleのマップに梅田のランチのおすすめが表示されます。スマートフォンで検索するとGPSが現在地を判断して、その地域で検索条件に合致したお勧めするお店が地図上に表示されます。その場合、選んだ店にそのままで経路案内ができたり、直ぐに電話を掛けて予約することもできます。このような仕組みが「Googleビジネスプロフィール」と言われる仕組みです。例えば、引っ越してきて近所の電気屋さんを検索したいとします。Googleマップで「電気屋」と入力すると、近くの電気屋さんが表示されます。スマートフォンやスマートスピーカーなら音声でもお店の検索ができます。

図表1 Googleビジネスプロフィール

 Googleの公式の案内では、「Googleの無料のビジネスプロフィールを使ってアピール、ビジネスプロフィールを無料で作成することで、 Google検索およびマップで検索したユーザーを新規顧客に変えましょう。写真、特典、投稿などで プロフィールをパーソナライズすることが可能です。」と説明し、検索の手段として重要視されています。タウンページでは住所や電話といった基本的な情報しか載せることができませんでした。しかし、Googleビジネスプロフィールでは電話番号はもちろんのこと、地図や店舗写真・商品写真・営業時間といった情報まで発信することができます。また、この店舗情報が多ければ多いほど、良い情報・信頼できる情報を発信していると評価して、検索された表示リストの上位に掲載してくれます。また、一部の業種では業種に特化したポータルサイトが店舗検索のメインでした。しかし、情報の信頼性の問題が指摘されており、検索手段としての重要度は下がっています。

 このように、Googleビジネスプロフィールは、自店のことを知らない新規客を獲得するための非常に有効なツールです。また、登録は非常に簡単です。お店によってはすでにGoogleのマップに載っている可能性もありますが、そこに情報を加えることも可能です。是非みなさんもGoogleビジネスプロフィールを活用して店舗のアピールし、店の情報をもっとよく知ってもらってください。

動画配信のご案内!(2022年8月末まで)

第1回講演会に参加できなかった方に朗報です。今回新しい試みとして、大阪販売士協会会員限定で、動画配信を行います。

詳しい視聴方法は、会報誌(第145号)をご覧ください。
 ▶︎会報誌の最終ページに、QRコード、URLを記載していますので、ぜひご活用ください。

※限定公開の為、こちらのホームページからは、視聴できませんので、何卒ご容赦いただければ幸いです。