「リテールマーケティング講座」聴講報告
会報誌「大阪販売士」第152号(2026.1.1発刊)より転載
2026/5/20:Web掲載にあたり一部改変
「リテールマーケティング講座」聴講報告
聴講日:2025年6月26日(木)
訪問先:阪 南 大 学
報告者:教育事業委員長 横山 昌司(横山経営研究所)
この度、阪南大学で行われた、「日本販売士協会・キャリアアップサポート事業」の一環であるリテールマーケティング講座に、大阪販売士協会から3名参加いたしました。
キャリアアップサポート事業は、販売士検定の学習者・受験者の掘り起こしや、検定普及を通じた学生・社会人のキャリアアップ支援等を目的に、リテールマーケティング(販売士)検定の魅力を発信する活動として実施されています。
今回の阪南大学での講座は、協会会員でもある池澤教授が、授業の一環として行っている学生向けのリテールマーケティング2級講座において、ゲスト講座という位置付けのもと約40人の学生が出席されていました。
大阪販売士協会 教育事業委員の米林氏が講師を務め、講座のテーマは「グローバル展開(グローバルリテーラー)」でした。米林氏はマレーシア駐在経験があり、現地の家電小売店へ VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)や接客指導を行った実体験に基づき講話されました。また、“小売業” を切り口にして海外企業の特徴・動向や、日本企業の海外進出の実態について解説いただきました。
講義の冒頭では、マクドナルドの「ビッグマック」の価格を例に、各国の経済状況を比較し、日本の国際競争力について言及することで、学生の興味を惹きつけていました。
また、在籍されているパナソニックでのご自身の経験や東南アジアでの仕事について、現地での家電販売指導や市場調査の経験を紹介されました。さらに、最近ご自身が再度現地を訪問した経験と比較することで、現在の小売業の海外展開について、わかりやすく実態に即して講話されていました。
講義では、参加者にQRコードを読み取ってもらい、スマートフォンを使ったクイズ形式で進行する工夫も見られました。これにより、学生の関心と参加意欲を高め、グローバルビジネスの実態について理解を深めてもらうよう意図されていました。講義の主な内容は以下のとおりです。
1. グローバルリテーラーの概要
・グローバルリテーラーとは
・国外進出理由と展開事例
2.日本における海外小売業の動向
・主要小売企業の概要
・日本での展開における課題
3. 海外での日本小売業の動向
・主要小売企業の概要
・海外における進出課題
この講義のポイントは、「小売業は世界でどう頑張っているの?」という問いに対し、実務経験者の立場から知ってもらうことにありました。日本企業がグローバルに展開していく中で、これからの流通業の担い手となる大学生にとって、非常に有効な講座であったと思います。
今後もこのような取り組みを通して、一人でも多くの学生に小売業や販売士に興味を持っていただければと考えています。



